仁宇暁子&徳島形象派

仁宇暁子ー美の探求ー

制作理念

イノチの表現

目に見えないものや自然を、自分の知覚や感性でとらえることを第一義とする。また、どんなに美しい心、深い心情もそれにふさわしい形がなければ形象とは言えない。

私は、外観(形)と内観(象)を行き来しながら、そのどちらともつかない隙間に、イノチの在りかを追求したいと考えている。

「イノチ・シリーズ」では、藍染め、キャンバス、和紙による作品とサクラの花びらによるインスタレーション。サクラの花びらをイノチの象徴とし、藍と朱に籠める。藍染めには、泉のごとく生まれ変わるイノチのカタチ、朱は、今、咲き誇るイノチの姿を満開に表現する。

キャンバスでは、和紙や布で表現できないイノチの記憶を、色層空間で表現する。形ではないカタチ、色ではない「色」で内なる世界を目指す。気持ちも画面も抽象化し、イノチの審美に迫ろうと考えている。

2021/7/24 仁宇暁子

プロフィール

仁宇暁子 プロフィール写真

徳島県生まれ。金沢美術工芸大学 美術工芸学部 美術学科 絵画専攻(油絵)卒業後、毎年個展を開催(40回)。ワークショップを各地で行う(約3000回)。37年間中学校美術教師をつとめる。その間、福山進と出会い8年間指導を仰ぐ。現在は、徳島文理大学人間生活学部児童学科准教授。形象派美術協会審査委員長。

1981~ 形象派美術協会に出会い、その後、形象派美術協会展で新人賞、海外派遣賞、福山賞、芸術大賞などを受賞。
1982・1985 NDI(日本デッサン協会)油彩画コンクール 海外派遣賞、最高デッサン賞を受賞。
1992〜 米国メリーランド州立美術大学でワークショップを行う。
1996〜 ピアノ他の楽器演奏に合わせてのライブペインティングを始める。
2000 米国カリフォルニアアベニューで二人展を開催。
2005 ギャラリー谷口で陶芸との絵画展を開催(〜2015)。
2007 台湾北部ロータリークラブに招待され、講演とワークショップを行う。
2011〜2013 アートギャラリー銀座(東京)で「イノチシリーズⅠ~Ⅲ個展」を開催。
2014〜 そごう徳島店美術画廊で個展を開催(「花の情景」「うつくしいもの」「花を描く」「花の在る」)。
2015 台北吉林画廊で「イノチシリーズⅣ個展」を開催。(※①小冊子)
2016〜 国立台北教育大学で講演とワークショップを始める。
「芸術と美術教育」「日本文化と感性」
「石膏デッサンの目的―ミロのビーナス の魅力からー」
「石膏デッサンは創造の源―感性的デッサンはアンチエイジング」等。
2018 AWAアートプロジェクト記念展として御所山王子現代アートスペースにて「仁宇暁子サク・ラーイノチシリーズⅤ―展」を開催。(※②小冊子)
2020〜2021 そごう徳島店美術画廊で個展「紅色の絵画展」を開催。
◆出版・著作物
2014 詩画集『風の記憶』出版(加藤節子と共著)
2015 ※①小冊子「一瞬が永遠になるときー」
2018 ※②小冊子「仁宇暁子サク・ラーイノチシリーズⅤ―展」
2022 『アートのスイッチが入る感性トレーニング』日本文教出版
◆ 国立台北教育大学での講演(ワークショップ)タイトル
幸せになる美術教育
芸術と美術教育
日本文化と感性
石膏デッサンの目的―ミロのビーナスの魅力からー
石膏デッサンは創造の源―感性的デッサンはアンチエイジング
◆ 詩画集「風の記憶」出版(加藤節子と共著)
◆ 音楽とのコラボレーション
ギターやピアノの演奏に合わせてライブペインティング
◆ 現 在
美術協会審査委員長・研修委員長・会員
徳島文理大学人間生活学部児童学科准教授
◆ メールアドレス
yumesanpicasso1@yahoo.co.jp
  • ※①小冊子
  • ※②小冊子