Gallary Lapin Agile(ギャラリーラパンアジル)徳島市の小松海岸近くにGRAND OPENしました。
画廊でありながら感性トレーニング研究所の機能を併せ持つアートスペースです。
その初回企画として、3月31日~4月14日、仁宇暁子さんの「旅・Iと白」展が開催されました。
仁宇さんが旅で出会った月、海、川や太陽などの一瞬の感動、喜びや時間の流れを造形的に捉えた水彩やテンペラ画の作品24点が展示されました。
▲川の聲
100号の大作。水の流れ、水鳥のさえずり、太陽の輝きなどを音として捉え、一つの画面に配された壮大な作品。
▲スイスにて
▲旅の朝
▲月の雫
▲月の船(左)
『月の船』(左の作品)は、ヨーロッパのホテルの窓から見た夜空の美しさに着目し、黄緑、青、紫の色を使って感動をいかに造形的に描くかを心がけた作品。
▲川の物語(右)
『川の物語』(右の作品)は、仁宇さんのアトリエから見える川の流れや水面の光のきらめき、風の音などが移り変わっていく様子が1枚の作品に表現されている。特に光を白で表現するなど、見えないものを見えるように描かれている。(4月6日徳島新聞に掲載、4月11日四国放送にて放送されました)
▲空
▲うつろう
ラパンアジルは、ゴッホやルノワールらが集ったパリのカフェと同じ名前。約66㎡のフローリングのギャラリーがある。
約660平方メートルの庭にはテラスや木立があり、立体やインスタレーションなど、敷地全てを使った展示もできるのだそう。
仁宇さんの作品の前に立つと、旅先で出会われた月、太陽、海、川、風、光などを感じました。シャンソンも聴こえてきました。異国の音や匂いが漂い、訪れる人々を優しく包み、行くと爽やかな気持ちになれる、心地よい空間……ラパンアジル。さまざまな出会いを祝福しているかのよう。何度も足を運ばれた方もいらっしゃったとか。心がゆるみ、はずむほどに五感が喜ぶ場所となりそうです。