仁宇暁子&徳島形象派

お知らせ

松野純也個展-やっと来た秋-開催しました

2024年10月03日(木)
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「松野純也個展ーやっと来た秋ー」が徳島市川内町の ”ギャラリー ラパンアジル” で開催いたしました。




形象派美術協会の松野純也さんの個展。

-やっと来た秋- というサブタイトルの付け方が面白く、おどけた展覧会なんだろうなぁ。と、
イメージさせてくれます。

そうですよね。本当、今年の夏は心底暑くてとっても長~い夏だったです。。




ラパンアジルの敷地内に入れば、緑の小路に流れる爽やかなそよ風。

やっとではあるけれど、確かに変わってゆく季節を感じつつ入口に向かいます。


するとドアの手前の庭先から、大きな絵が私達を迎えてくれていました。
この会場の風景にマッチする絵。面白い趣向です。






キャンバス、カルトン画、デッサンなど、20点の展示。見ごたえ十分です。



椅子に座りゆったりと見学させてもらいます。

無になって絵をみつめていると、キャンバスにいろんな色を重ねて描いているのがわかります。
作者自身が楽しんで絵を描いているのだなと思いました。


なんとなく松野君の絵は前に比べて全体的に形と色が丸くなってる感じがします。
そんな私はこの空間で絵をみてるだけでルンルン♪です。



 ▲ 長かった夏の終わり

いつまでたっても暑い夏のムワッとした空気と少しずつ感じる秋の気配が混じり合う。
なんだかにおいや湿度も感じる。

今の季節が色と形となってキャンバスに表れている。



 ▲  NARUTO swimming

精神的にぐっとくる作品。

まともな感覚ではない状態で描いているんだろう。

でもそこがいい。





 ▲ 蒲生田岬

左上あたりが、松野君の丸くなったところが出て来てる。
人生に円熟味がでてきたからだと思うよ。

昔、蒲生田岬の近くで単身赴任し3年過ごしました。

私がそこに抱いたイメージとは違い、作者の明るい色づかいがとても新鮮でした。

 ▲ 私の蒸気船


 今 ここに 生きている 
未来のための決断の大切さを感じた絵です。






 ▲  我-wǒ-






 ▲ バスターミナル

ざわざわ、ガヤガヤと行き交う人の話し声にバスの音。
いろんな音が聞こえてくるよう。
やわらかい形が人々の営みを感じさせる。







 ▲ rice cake girl







 ▲ 夏の太鼓

音と熱気が勢いよくこちらに向かってくる。
エネルギッシュな生命力あるタッチがまさに夏!






 ▲ Front                   ▲ Back





移り変わる季節の中で、その瞬間を生きている沢山の生命を感じる。
自然の中で、みんなそれぞれが関わりながら、逞しく生きている。

この展覧会を鑑賞した後、そんなことを感じました。



松野純也個展-やっと来た秋-。10月8日火曜日まで開催中です。
皆様お誘い合わせの上、ぜひご来場いただきたいと思います。